2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

謎多きママさん

僕たちの人格の中にママさんと言うあだ名の人がいる。彼女は子供がいると話していて、何故だか僕の彼女と仲良しだ。 しかし酒も煙草も男も好きなママさんは僕たち男の人格からしたら天敵だ。ヒールも大好きで、ピンヒールで出掛けられると人格が入れ替わった…

メイちゃん

誰しも子供の頃、お気に入りのおもちゃがあったろう。肌身放さず持っていたのにいつの間にか手放していた幼少期の友。僕たちには大人になってから別れたぬいぐるみのメイちゃんがいた。あれは北海道へ、父の知人に招かれて家族旅行をしていた折だった。車で…

娘の避妊手術

僕には可愛い娘がいる。 スコティッシュフォールド、つまり猫だ。 あと2ヶ月で2才になる。 一緒の家に住み始めて1年ほどになるが、避妊することになった。避妊には酷く反対だった。 生まれた姿のままでいて欲しかったのと、ベテランの獣医に任せるとして…

娘との出逢い

僕にはスコティッシュフォールドの娘がいる。 つまり猫だ。 三毛猫の柄を水で溶かしたような、一見すると白猫に見間違えるほどの淡く綺麗な三毛猫。 東京に住んでいた時、正月中に行ったペットショップで出逢った。 よくなついて、彼女はずっと抱っこしたま…

名付け親、育ての母

以前にブログに書いたが僕には彼女がいる。 彼女には人にない才能があって、入れ替わりの激しい僕たちの人格一人一人を見分けることができる。その千里眼は恐ろしく、僕たちがまだ気づいていない生まれたばかりの人格まで見つけ出してしまう。 一人一人に名…

多重人格カップル

僕には彼女がいるのだけれど、この関係が変わっている。 年は13歳離れているので、よくどう言う関係か聞かれる。説明が難しいので友人ですと答えている。しかし付き合っているのだから一見すると体が女同士なのでレズともとれる。 しかし僕が男なので彼女か…

4才児の七夕とクリスマス

あれは幼稚園の七夕が近づいたある夜のこと。父親と一緒にお風呂に入りながら七夕の話をした。 当時4才だったうぶな子供は「七夕の短冊に願いを書くと叶う」と言う父親の説明を鵜呑みにした。 結果、当時通っていた幼稚園に飾られた笹には「男になりたい」…

多重人格否定

今年に入って精神科の医者に多重人格(解離性同一障害)だと言えたのは幸せになれたからだと思う。 理解ある彼女と同棲して子供のように可愛がっている猫との暮らしに心の底から癒されたのだろう。ずっと、自分は一人の人格で生きているんだと言い聞かせて演技…

初めまして。

初めて別人格に挨拶したのは7才だったか。 ブログを書いている僕、光の記憶ではないものの、大人びた話し方に憧れのような想いを抱いていた記憶は体に色濃い。 名前までつけて、学校の校庭や帰宅時によく話していた女の子の記憶だ。 まるで近所の年の離れた…

霊感と多重人格

10才の時だったか、道端を歩いていると10人くらいの人格が自分の体をすり抜けて行った気がした。 少し霊感があるせいか、直感的に危ない場所を歩いていると感じる時もあった。 霊感と多重人格がどう関係するか証明はされていないが、体の外から入って一…